FC2ブログ
QLOOKアクセス解析
 
■プロフィール

@hammerinhommer

Author:@hammerinhommer
FC2ブログへようこそ!

■最新記事
■Tweetswind
■TWITTER

■カテゴリ
■月別アーカイブ
■Google カスタム検索

■RSSリンクの表示
■リンク
■検索フォーム

■Braves Twwps

■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QRコード

■フリーエリア


スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
2015ブレーブスのつくられ方



キンブレルのトレードについてちょっと振り返っておきます。

キンブレルについては断り切れないオファーが来たらどうするのか、という推測の話をしていたんですが、それが来てしまいました。開幕前日にパドレスから。その断り切れなさというのが、交換要員ではなく、M.アップトンを残り契約まるごと引き取るという形で来ました。これはATLにとってはラストチャンス。ほぼ諦めていた中でのラストチャンスで、断るすべはありませんでした。

このトレードに関わった全選手を合計すると、アトランタに約$53ミリオンの節約が出ます。その内$46ミリオンがアップトンに対する支払いでしたから、このFA契約がいかにばかげたものだったか・・・。おそらくキンブレルを単独でトレードしたほうが大きな対価が得られたんだろうと思いますが、選択の余地なかったですね。

新フロントオフィスにとっては、前政権の負の遺産であり、この先の影響を考えると何でも放出しなければならなかったわけですが、まさかの完全開放、またあとで書きますが、その後軽快に動けるようになったことも大きいです。

とりあえずこのトレードによって、ブレーブスが今チーム再建に入っていることが明らかになりました。何を今更という感じですが、というのも新FOはこれまで一貫してリビルディングとかオーバーホールについては口をつぐんできたし、ATLは今年もペナントを争うと言い続けてきたからです。

それとブレーブスが91年以降ML最多勝のチームで、ファンが勝つことに慣れていたこと、開幕からペナントに照準を合わせないシーズンが約25年ぶりで慣れていなかったこと、これらが合わさって、今シーズンをどう捉えたらよいのかは分かりづらかったと思います。あとでまた詳しく書きますが、今シーズンのブレーブスがどういうシーズンにあるかと言ったら、それは「移行期間(Transition season)」である、というのが一番しっくりくる答えだと思います。

いずれにせよキンブレルをトレードしたことで、新FOがなんと言おうが、今のATLがオーバーホール中であることが明らかになりました。

考えてみればそうなんですが、ブルペンはアヴィランを除いてみんな放出しました。考えてみれば明らかですが、再建中のチームが強力なリリーフ投手や高額なリリーフ投手を保持することは全く意味がないので、欲しいチームがあれば普通出します。で、ウォルデンもカーペンターもバルバロウもみんな出しました。

クローザーも同じで、若手切り替えで今すぐ勝つことを要求されないチームが絶対的なクローザーを保持することは全く意味がないので、いオファーがあれ普通トレードしますね。そういう風に考えると、この冬成立させた12件のトレードの中で最大のトレードチップは最初からキンブレルだった、ということになります。それでも開幕前トレードはありえないと考えられていたのは、このトレードで明らかになったようにファンが怒ることが想定されていたからです。

それと怪我の不安はやはりあります。ファンとしては考えたくはなかったことでしたが、あれだけのファイヤーボーラーが怪我なくひとつのキャリアを全うできるかというのは、やはり考えるのが難しく、ブレーブスとしては何かあってからでは遅いという思いはあったはずです。勿論全うしてほしいんですけどね。地元南部の出身で、ブレーブスを愛してきた投手ですから、17年のロースターに彼がいないというのは悲しいものがあります。

*****

さて話を戻します。ブレーブスに何が起こっていたのか。

F.レンに問題があったのは明らかです。2013年の春にレンは契約延長をもらったわけですが、キャンプ地では祝賀ムードどころか、「このままのレンのやり方ではいずれ立ち行かなくなるのは時間の問題だ」という声が出ていたそうです。しかし当時は地区優勝した直後だったのでトップを変えることはしたくともできなかった。で、レンのやり方というのは部下を信用しない、部下の話を聞かないというもの。

ブレーブスはかつてモデルフランチャイズとして他組織からリスペクトされていましたが、それはシューホルツが素晴らしいフロントオフィスを構築したからにあります。シューホルツは部下を信用し、部下に自由にやらせた。だから自主性と自律性に富んだ素晴らしいFOが構築され、モデルフランチャイズとしてリスペクトされていました。

ところがその伝統をレンがぶっ壊してしまった。レンは部下を信用しない、話を聞かない。話を聞くのは腹心の部下マノーと弟のジェフだけというありさまで、部下の話に一切耳を貸さなくなった。

例えばアップトンのFAサイニングのときにも、組織内で警告の声は出ていたそうです。ところがいざ幹部会議が開かれると、レンが自分たちの話を聞かない事を知っているので、部下たちは一斉に口をつぐんでしまったとか。でああなった。C.ジョンソンの契約延長の時もそうで、組織内で警告の声は出ていたんだそうです。今のうちにトレードしたがよいと。

レンのもと、多くのスカウトが組織を離れて行ったお話は以前しました。スカウト部の領域まで権力侵害してきたからですが、部下は意欲をなくすでしょうね。

レンが解任されたひとつの大きな理由として、ファームシステムのタレントを枯渇させたことがあります。ファームシステムのタレント層はかなり酷いまずい状態でした。ウィンターミーティング終了時点でタレント力が全米ワースト2位(BA)。フツーのレギュラーを表すグレード50(Average)の選手が12人しかいなかったのですから。これは度重なるドラフトの失敗が関与し、レンがドラフトに口出ししたことが知られています。

こうしたやり方が続いてフロントオフィス職員のモラルが低下していた。それがうみとなって噴出したの2014年でした。

この事態を受けてシューホルツは自ら築き上げたBraves way が損なわれたと憤り、ハートとカッポレラに命じて組織の根本改革を任じました。

しかしレンの最大の汚点はコックスの信頼を損なったということでしょねう。2009年のST初日、怒ったコックスがキャンプ地から州境を超えてジョージアの自宅に帰ろうとしたのをシューホルツが慌てて引き止めたという一幕があったそうです(全米ライターのギャモンズのリポート)。どうもその時点でコックスとレンの関係性は決裂していた模様で、レンじゃなかったらコックスはもうちょっと現役続けてたのかな。
http://www.gammonsdaily.com/peter-gammons-drifting-from-the-the-braves-way-atlanta-fires-gm-Frank-wren/

遡るとレンはBAL時代もリプケンの不許を買っていたそうですし、ATLでもスモルツやグラヴィンやハドソンに失礼なオファーを出して彼らの怒りを買ったということがありました。というか彼らやチッパーからもリスペクトを失っていたそうです。

キンブレルのトレード後にチッパーが出した一連のツイート。直接的ではないですが、ジャブですね。(あとでリンク貼っときます)

元々レンを指名したのはマグワークだったそうですし。もしシューホルツの本当の後継とみなされていたMooreがそのまま就任していたら今頃どうなっていたでしょうか...。

まぁボビーの信頼を失ったらだめでしょうね。

コックスは、レンの介入がなければゴンザレスはもっとやれるはずだと擁護し、結果GMが解任され、MGRが残るという異常事態となりました。

*****

ハートとカッポレラによるチームづくりです。

彼らの方針として、まずチーム作りは内側から始まる、即ちドラフトに始まる、即ちチーム作りはスカウティングに始まる、ということを鮮明にしました。今年のキャンプ地に集まったアマチュアスカウトたちは目の色が去年までと全然違ったそうです。良い変化です。

そしてチーム作りはピッチングに始まる、ということ。これについては後で。

そして組織を刷新・清新するなら、自分たち好みの選手を新しく集めればよい、ということでドラフト指名権をかき集めることに尽力しました。加えて国際FAでも積極的にタレントを集めようということでこれもトレードでいろいろかき集めました。これもあとでまた。

とにかく新しい人材で再出発しようと。

ところがハートやカッポレラが奔走して折角組織を刷新または清新しても、そこにクラブハウスの癌としての悪名声をもつアップトンが居残るて、折角集めたものを汚してしまう。この状況だけは絶対に許せなかった。何としてもロースターから出さなければならないと。

しかし無理そうだと諦めていたところに、パドレスからオファーが来た。そのオファーは、

・ウィスラーを出す(ATLはキンブレルのトレードで、トップ投手プロスペクトを欲していた。JUpのトレードでは縦に首を振らなかった投手でもある)
・若い外野手をひとり(既にトレードに使った)
・全体41位の指名権を出す(新FOはドラフト指名権をかき集めることに尽力していた)
・Mアップトンを残り契約全額引き取る

というもの。このトレードには他2人の選手が含まれていますが、トレードに関わった全選手を合わせてATLに$53ミリオンの節約ができました。これがすごく大きかった、バジェットが軽くなったことで、その後軽快に動けるようになったからです。

例えば6月のDBacksとのトレードではアローヨに対する支払い義務金を気にせずトレードが実行できました。アローヨはウチではほとんど登板せずに終わるだろうから、アローヨへの支払いをそのままTousaintへの投資と考えることができるわけですが、パドレスのおかげでバジェットが軽くなったので、こうして多少の負担金を気にせず動けるようになったわけです。今後もこうした軽くなった感を感じるケースは増えると思います。

パドレスから獲得した選手では、いずれも当初はおまけみたいな扱いでしたが、メイビンとジェイスが前半戦活躍してくれました。ジェイスは実を粉にしてプレーするタイプで、メイビンはチームメイトの一員としてしっかり歯車になっている感がある。こうしたヴァイブはアップトンズからは感じられなかったのですよね。弟の方はおとなしいので誤解されやすいのはあったと思いますが。

加えてジェイスとメイビンが定着してくれたことで、ペラーザにCFを守らせることが出来るようになりった。これはトレード戦線に向かう上で戦術的に助かりました。

*****

さて、新FOが投手タレント層の回復を第一に考えた理由について話す前に、新FOがトレードでTJ経験者など怪我人ばかり獲得した理由についてです。

今のATLは勝つことを要求されない、即座に結果を求めることを要求されないオーバーホール中のチームです。こうしたチームにあっては High-Risk, High-Upside な戦術が取られることが通常多いというのがその理由です。

今のATLでは、すぐに結果を出す必要がないので、リカバリーに時間をかけてもよいから、将来少しでも大物になれる、少しでもImpact Playerになれる可能性のある投手がかき集められました。

もちろんそれにはギャンブル要素が含まれるので、ギャンブル率を下げるために人数を多くする必要があります。次に書くことと関連します。Upsideは大きいが、リスクの高い投手を集める以上、人数を増やさして危険度を下げねばならないということです。結果怪我人ばっか集めてる、と見えちゃうわけです。

しかしこの中から本物が出てくるかもしれません。あるいは本物はひとりで、あとは普通の投手に終わるかもしれません。がそれでも構わないです。ひとりの決定的な本物が得られれば良いです。本物ひとりでローテーションの20%が占められるのだし、これまでと違ってビッグゲームで勝てるようになります。

Low-Risk, Low-Upsideな投手ばかり集めても本物は輩出されないと思います。そして今のアトランタでは、すぐに勝つことを要求されない今のアトランタではギャンブルするゆとりがあります。

あとは怪我人情報についてですが、こんな記事出ていました。故障経験者について詳細なトラックレコードが追尾できるようです。どうしても欲しい選手だったけど、故障情報が不十分で泣く泣く諦めた子が数人いたようです。
http://www.baseballamerica.com/minors/braves-see-value-high-risk-acquisitions/

*****

ATLはオフに14件のトレード、開幕から6月までに2件のトレードを成立させ、内15件で投手を獲得ましたが、新FOが「チーム作りは投手に始まる」と考え、投手のタレント層とりわけ先発投手のタレント層拡充を第一に考えた理由についてです。

この理由は2つあって、1つは「投手をものにしたかったら候補者を多く集めろ」という考え方で、もう1つは「投手のタレント層は必ずチームに恩恵をもたらす」という考え方です。

まず「投手をものにしたかったら候補者を多く集めろ」についてですが、やはりピッチャーには何が起こるか分からないというのが大きいです。怪我をするかもしれないし、成長曲線が止まってしまうケースもあるし、自信喪失で引退してしまった投手もいましたし、単純に一本立ちできなかったとか、あるいはシンプルにトレードに使われたとか色々あります。何が起こるか分かりません。

ATLはかつてBIGを擁してWSを制覇し、3人の殿堂入り大投手を輩出しましたが、まぁマダックスはカブス出身なわけですが、グラヴィンにせよスモルツにせよ、当時90年代初頭のブレーブスは彼らの背後に膨大な投手のタレント層を抱えていたと聞きます。エイヴァリーとかマーカーとかスタントンとかウォーラーズとかじゃなくて、もっとその背後に。その膨大な層の厚みがあったことが、殿堂入り大投手を輩出出来た要因になったようですね。

最近で分かりやすいところでは、2003年頃がそうでした。Davies, Mayer, Marquis, Lerew, Capellan, Stevens, Nelson, Bong・・・一杯いました。思い出せないけどもっといた。投手の層が充実してました。でもかなりトレードに使われたなあと思います。しかし彼らがいたから、十分な投手層があっていつでもトレードで必要なニーズを満たせたことが地区連覇を支えた一つの要因だったと思います。これは「投手のタレント層は必ずチームに恩恵をもたらす」につながります。

実際は彼らはそれほどモノにはならなかったですが、それでもそれだけの層の厚みがあったからこそ、その中からウェインライトが輩出された言うことができます(まぁよそのチームでですが・・・)。アメリカの格言で”大投手を輩出したかったらエース候補を10人集めろ”という言葉があるそうです。そのために1人の大物を出すために、その確率を上げるために沢山のピッチャーが集められています。

これは勿論さきの、High-Risk, High-Upsideな戦術をとっていることと大きく関連しています。Upsideは大きいがリスクの高い投手を待つ時間が今のATLにはある、しかしリスクの高い投手を集める以上人数でリスクを補う必要があるからです。

もうひとつの「投手のタレント層は必ずチームに恩恵をもたらす」ですが、これはもうピッチャーの値段はいつの時代も変わらないからです。

今のMLBはは完全に投高打低の時代に入っていますがピッチャーの値段下がりません、どんどん上がっています。去年のオフも通算ERAが4点台半ばのピッチャーが普通に年間$10-15ミリオンとかもらってますし。殆どのトレード交渉でピッチャーが要求されてます。ピッチャーでついていけないと追いていかれるのでどのチームも確保に必死です。

でそんなときに、”ATLはピッチャーの数に余剰がある、売る気満々らしい”となると他球団も注目するわけです。しかしATLとしては”ピッチャーの数に安心などないから我々としては別に売る必要はないんだけどオファーなら聞くよ”という姿勢が取れると交渉を有利に進められます。

多分新FOは最初からこの状況を作り出そうとしてたんだと思います。投手層が分厚くなれば、他球団幹部の関心をひきつけられます。いつでもトレード交渉が進められるそんな状況を作り出して、ピッチャー層をてこに、チームの足りないニーズを満たしに行く。

で徐々にその状況が出来つつあります。現行の5人はML最年少のローテーションですが、AAAにいるメンバーも合わせれば、来季のSTで先発投手7人になります。ジェンキンスもAAAに昇格していて彼も形上は開幕ローテを争う一人になるでしょうから8人と見てもいいですね。

1. Teheran
2. Miller
3. Wood
4. Wisler
5. Perez
6. Folty
7. ManBan
8. Jenkins

この中で一番短いのはミラーで18年までの契約となっています。それまでは全員手元に置いておけます。そしてこの7人、ジェンキンスも合わせれば8人が全員25歳以下。これではあまりに若いので、彼らの成長を助長するメンター役のベテランをFAで加えることが期待されます。最早長年の恋人となった感のあるグレンキーか、地元南東部でのプレーを望んでいるプライスまで狙うのか、幸いパドレスのおかげで投資できる資金はあります。あとアグラの契約も切れますね。グレンキーかプライスまで狙うのか、他の誰かで手を打つのかはわかりませんが、FAでもうひとり加えると来年のSTで8人となります。ジェンキンスまで入れれば9人。

1. FA
2. Teheran
3. Miller
4. Wood
5. Wisler
6. Perez
7. Folty
8. ManBan
9. Jenkins(開幕AAA濃厚)

さて完全に人数が余ってきます。他球団の幹部もATLの投手陣に注目していると聞きます。そこで先発投手層をてこにトレードでチームの足りないところ=パワーヒッターなり3BなりLFを満たしに行く、そんな状況が出来つつあります。

これこそブレーブスが最初に作り出したかった状況だと思われます。「投手のタレント層は必ずチームに恩恵をもたらす」。トレードが進みやすいです。そのために投手ばかりが集められました。ドラフトでもほとんど投手ばかりが指名されました。

そして新FOはこれからも投手集めにいそしむ気満々の模様です(苦笑)。なぜなら上の8人だっていつ何が起こるかわからないわけですし、これからトレードで使われればまたピッチャーの層が増々必要になりますし。実際今ファームでプレーしている子たちもいつ何が起こるかわからないのですし。

しかし難しいのはここからです。本当に重要なのはここからの局面です。なぜなら投手のトレードほど責任の大きなものはないからです。<誰をトレードに使い、誰を固持するのか>、その判断がのちのちフランチャイズにとって大きな意味を持ってきます。

例を挙げれば、ブレーブスは2003年の12月、Wainoについて誤った判断を下しトレードに使ってしまいました。痛恨の判断ミスでした。

一方成功した事例もあります。これはコックスがGM時代の話ですが、まだ駆け出しのころで、7-17 ERAも4店台半ばというシーズンを送った直後のグラビンに対し、BOSが「おれたちの地元の選手だからよこせ」と言ってきた。しかしコックスはそんな悪成績を残した直後のグラビンの放出を断固拒否。この判断がのちのちフランチャイズを変えました。

かようにピッチャーのトレード難しいです。自チームの投手について正確な判断をすることが決定的に重要になってきます。とはいえ、おそらく上手くいくトレードも、上手くいかないトレードも両方出てくるでしょうね。さすがに成功率100%は難しいので。


国際FAについてちょっと。ここでも積極的に集めに行くという姿勢を見せていましたが、ひとつ味噌があって本当の狙いは来年だったそうです。来年の国際FA(7.2)には、Mカブレラの再来ともJuanゴンザレスの再来とも形容されるMaitanがいて、ピアッツァの再来と形容されるグティエレスがいて、両取りを狙っている模様です。マイタンとはまた可愛らしい名前ですが、マイタンとは既に口約束が交わされているとも伝えられています。だたあくまで口約束なので、このまま無事に契約を迎えてほしいですが、どうせBOSとかNYYとかLADとかしゃしゃり出てくるんでしょ、という感じです。


*****

さてここからが核心です。今年のブレーブスがどのように構成されているのか。今年と来年のシーズンがどのような意味を持つのか。

今シーズンのブレーブスは「移行期間用のロースター」でシーズンに臨んでいます。

勝つためのロースターではありません。いずれは2017年に向けて勝つためのロースターを組まなければなりませんが、今はそこへ至る移行期間にあるため、移行期間用のロースターで臨んでいます。英語では Transition Roster。ほぼ臨時のロースターのように見えます。

だから、今季と来季のブレーブスがどういうシーズンなのかと問われれば、「移行期間(Transition Seasonとか Transition Year)」である、と答えるのが最もわかりやすい答えだろうと思います。

(それでもそれなりにプレーオフ目指して打てる手は打ってきましたが、やはり所詮は臨時の移行期間ロースターなので、5割は到達できてもそれ以上は行けません。デッドラインはセラーに回る見込みです。)

ではトランジションシーズンがどのような意味を持つか、についてですが、これはまた下で詳しく書くつもりですが、”若手を積極的にテストするシーズンです。彼らがフランチャイズのコアプレーヤーにふさわしいかどうかを実地にテストするシーズンであり、彼らがアップダウンを繰り返しながら経験を積むのをファンは辛抱して見守るシーズン”となります。

でもちょっと書いておこう。ベサンコートの使い方に関しては完全にナンセンスだと思います。ボクはなにも、ベサンコートが良いから使えと言ってるのではなく、ベサンコートが本当に良いのかどうか確かめるのが今シーズンだから使えと言ってるまでです。個人的にはあまり良いとは思っていません。でもそれ

がいま分かれば手を打つことが出来ます。でも実戦で使わなければ確かめられません。そもそもピアジンスキーを今使い続けることが2017年にどうつながるのしょうか? これはまた下で書きますが、たぶん契約最終年のゴンザレスが勝ちを増やしたいあまり、目の前優先の起用をしているからだと思います。

Foltyも同様で、AAAで大事に使うことに意味はないと思います。ちょうどグラビンやスモルツのデビュー時と同じく、ビッグリーグでプレーする準備が出来ていない若手でも積極的に引き上げて起用していくのが今シーズンです。なぜなら今のATLでは勝利や結果を求める必要ががないからです。ビッグリーグの選手相手に純粋に経験を積める、というのは育成にはかなり恵まれた環境といえます。プレーオフを争うチームであれば、育成と結果を同時に求めなければなりませんが、その枷がないのですから。ならなぜこの環境を生かさないのか?これはもったいないです。3試合悪登板が続いたら落としてしまった。納得できませんね。


さて、トランジションロースターがどのように構成されているか、についてですが、まず野手について。

野手はスピードのある選手と汎用性の高い選手が集められました。これははっきりしています。トレードで主力打者を放出しHRによる得点が期待できない以上、スピードで補うほかないからですね。そして複数ポジションを守れる汎用性の高い野手を用意して限られた人材でやりくりできるようにしました。

オフェンスに関してはサイツァー新ヒッティングコーチの指導に合う選手が集められました。サイツァーの指導は一定の効果を発揮しており、得点力は去年より上がっています。ゾーン内コンタクト率も大幅に改善しています。

が、これからはやはりパワーヒッターの獲得が必須になります。スピードだけでは難しい局面が多々あり、例えば大量点差を追いかける展開では一発のある打者がいないと勝つチャンスがノーチャンスになってしまいますから。フリーマンがDLに入ってからそのことは痛感させられました。それは来オフになってからのトレード、ですね。

ブルペンの構成ですが、これはもうはっきりしています。最盛期を過ぎたベテランを安くかき集めその中から使える選手を拾いあげる、という形で構成されています。

前半にも書きましたがオーバーホール中のチームがブルペンにお金をかける余裕はありません、というより若手切り替えで勝つことをあまり期待されないチームが、優秀なミドルリリーフや絶対的クローザーを持っていても意味がないので、欲しいチームにみんな出します。そしてキャンプが始まる前にベテラン投手を大量にかき集めましたよね。その中から使える投手もしくはマクダウウェルが再生出来る投手を拾い上げてブルペンを構成するという形です。

あとはミドルリリーフは比較的置き換えが利くポジションで、実際カーペンター(初代!)とJジョンソンは普通に置き換わっています。でJジョンソンの方が年俸が安いので、こうして安い年俸で置き換えのきくポジションは積極的に置き換えられます。MLBではクローザーも結構入れ替わりが激しいポジションで、実際のところクローザーに大金を投じられるチームは限られていると思います。

こんな感じでペンが構成されているので、開幕してしばらくはオーディション状態が続くことが想定されていました。それでもシーズンが進むにつれ何とか形になることが期待されていたのですが、これがいまだにオーディション状態が続いています。Grilliとジョンソンの再生には成功したものの、元々タレント力を落として構成されているのでコーチが頑張ってもどうにもならんですね。もちろん先発投手陣が深い回を投げられないとか、ゴンザレスのブルペン起用法にやはり問題があるとか、出場停止者が2人出た、ということも絡んでいますが。NL-Eの勝率が低いので、ブルペンさえフツーなら上に行けたと思うと腹正しいですが、仕方ないのかなと思います。

来年はウィズロー(既にリハビリ登板開始してる)やシモンズが戻ってきますし、ヴィスカイーノもようやく怪我の不安なく投げられるようになってきたので、試合終盤にパワーで制圧しようという意思が見えます。Grilliというトレードチップを失ったことは今年痛手ですが、来年もクローザーとして戻ってきそうです。彼はすごくリスペクトされてる。2017年に向けて形が出来てくれば良いと思います。

左はアヴィが不安定で、出場停止があけるマッキラハーンは8月9月にどういう内容を見せるかです。他のファームにいる候補者としては、AAAのフィーグル(4月初めにトミージョンをしていますから5月以降か)、AAのDピーターソン、HIgh-Aのキンマンなど。キンマンはドラフト下位のスリーパーとしてはS.シモンズを思い起こさせる選手で、どのくらいで上がってくるか楽しみです。

トランジションシーズンですが、先発ローテーションはチームの根幹をなす部分なので明確なプランが必要です。ローテーションについては上に書きましたので。


*未完成の原稿ですが、かなり長くなっているので、できたところで更新することにしました。
スポンサーサイト
ブレーブス | 21:31:18 | トラックバック(0) | コメント(6)
コメント
現在のチーム
初めまして。ブレーブスファンです。
チャック・ジェームズやフレンチーが好きでファンになりました。

現在の体制ですが・・・
ゴンゾに若者たちの使い方に権限あるのかな?
と思っています。

ベタンコートはそもそも今年に間に合うような育成状態でないことは
打撃どころか、守りの面でも明らかです。
それを今年使えと言われても難しいでしょう。
そもそも新FOが評価していないのでは?と思っています。
前政権の選手をほぼ全否定している訳ですしね。
(特にブルペンのトレードワークは不自然でした。トレード自体はOKなのですが)
OKなのはフリーマンとシモンズ、あとはテアラン、ウッドくらい?

フォルティもゴンゾが欲しかったのは普通にペンのPであって、
若いSPをペンに回して使いたかった訳では当然ないでしょう。
こちらもFOが適正を見たかっただけか
指示で後半になるまで急場凌ぎでこれで我慢しろってところでは?
そういえばバニュエロスもABがあるとはいえ、ペンで一度使いましたよね。
(後半戦からデトワイラーとフレイザーを取ってきたのは、この希望を
かなえる為で、かつ全くノーリスクだからでしょう。)

基本的にゴンゾの仕事は再建中ながら
チームを壊さない事が最大の役割で、その補佐が
BAL暗黒時代と再興を経験したマーケイキスなのだと思います。
でなければ彼に年10Mも使わないでしょう。
そんな選手は実は少ないですしね。
チームが壊れてしまったらどうなるかはPHIや過去のPITが教えてくれています。

他の個人成績・選手管理・チームの結果はコーチ・選手が責任を負うべき
と今のFOは考えているように見えます。そう考えるとゴンゾの契約延長は
割かし納得なのですよね。

長文失礼しました。
2015-07-19 日 12:34:49 | URL | BR [編集]
キンブレル
キンブレルのトレードは物凄く悲しかった。
FAでヘイワード共々帰ってこないかな?

でもM・アプトンを出すためやむなしだったのは理解できます。
ウィスラーもとれたし。

2015-07-19 日 12:37:23 | URL | BR [編集]
Re: 現在のチーム
コメントありがとうございます。

現FOがあまり好きでないようですね。

アメリカでは基本、GMが選手をそろえ、HCなりマネージャーが現場指揮を任させるのが普通です。

コックスがゴンザレスを擁護して残したのは、レンの現場介入があってゴンザレスの自由裁量が阻害されたからです。それなのに新体制がレンと同じ過ちを=ゴンザレスの現場指揮に過剰に支持出しするのは論理的でしょうか。もちろんその辺の線引きは外から見ていては分からないですが。

FOがトランジションロースターをゴンザレスに渡した以上ゴンザレスの去就は内容によって決めると考えるのが論理的で、しかし契約最終年のゴンザレスは勝ちを増やしたくて勝ちにこだわったベテラン優先の采配をしてしまう、そこに両者間に齟齬が生じている、それは組織のためにならないと私は感じていました。

だからこの契約延長は意外で、個人的には反対です。彼の采配に対する問題は幾つかありますが、最大の問題は2011年当時と今とで、同じ問題点を指摘され続けていることです。それに2011年、2014年と2度の9月カラスプを起こしています。本来なら続けている方が疑問です。

チームを空中分解させないことが目的というのなら、ゴンザレスにその求心力があるんでしょうか? コックスと比較するのは可哀相ですが、ゴンザレスは選手との間で十分なラポートを形成できていないように思います。

ベサンコートの起用法ですが、個人的には長く正捕手をやれる器かは疑問です。ただそれが今の内に分かれば方針転換するなど手を打つことはできます。それを確認するのが今季だと思います。STで曲がりなりに正ポジションを獲得した選手を、始まったら出したり出さなかったりで落とすのは起用法としてどうかと思います。

Foltyに関しては3試合悪い登板が続いただけで落としてしまうのは納得できない、もっと長い目で辛抱して見守るきだと言いたかったのです。FoltyとManBanをペンで起用したのは前半戦終了間際という特殊なタイミングのせいだと思います。

ManBanに関しては問題ないでしょう。彼は去年70数回しか投げていないので、IPが100回に近づいたところで投げすぎを防ぐために今後ブルペンに入れるなど投球回制限をかけることは検討されていました。ペレスが復帰したらおそらくIPモニターに入るかと思います。

マケイキスに関して暗黒期と再興期を経験した選手というのは見事な論点だと思います。
2015-07-23 木 19:51:53 | URL | @hammerinhommer [編集]
Re:Re: 現在のチーム
おお返信ありがとうございます。

ブレーブスについて、語り合える所はあまり多くないので、
こうやってやりとり出来てうれしいです。

>現FOがあまり好きでないようですね。
いやいやそれは誤解です。上では文句ばかり言っていますが、
例えば今季の野手のトレードはどれも素晴らしく、
賞賛に値する動きをしていると思います。

ただし。上で書いているように全ての動きが良いわけではないと
いいたいだけです。それが投手関係で多いと…。
まぁそうはいってもそれはブルペンの組織構築くらいですが。

>現場介入について
これは程度の問題だと思っています。
確証がないので、こちらの想像ばかりになってしまいますが…
編成については、現場・FO・マイナー組織の3者の合議で当然決めているものと
考えていますが、どうでしょうか?これならば3者が納得して仕事が出来ると
思うのですが、レン時代はそれがなかったのだと思います。
それをコックスは各所への現場介入と表現したのではないでしょうか?
もし、今ゴンザレスだけが育成方針や各組織の移動をきめているのだとすると、
それこそレン時代と同じです。今のFOはそれを許すとは思いません。

>ゴンザレスの采配・求心力
これの評価ばかりは難しいですね。ただし9月のコラプスについては
ゴンザレスの責任だけでは絶対ないと考えています。あれは編成の問題が
極めて大きく、レン時代の最大の弊害が出ていた時期と思っています。

求心力はまずまずだと思っています。
ないわけではないが、勝利に繋がるほど…ではない。
采配も同様です。つまり、繋ぎにはピッタリって事なのではないでしょうか?

続く…
2015-07-23 木 23:17:35 | URL | BR [編集]
若手の起用法
若手の起用法について

ベタンコート
そもそも2015年正捕手にするという判断自体が誤っていたという
思いがあり、これについてはブレーブスの組織の誤りと
感じます。何故彼をこんなに焦って正捕手で使おうとしているのかが
根本的に分からないのです。

フォルティ
彼も同様です。今年はじっくりコマンドとコントロールの習熟に専念させて
2016年から始動でよかったと思います。

彼ら2人の起用に対する疑問は、何故焦ってMLBでプレーさせるかと
いうこと。2016年という時間もあるのだから焦る必要は全くないと思います。
ゴンザレスの起用法以前の疑問です。
途中で下に落とすなら余計です。しかし、もし。最初からその予定であると
3者、あるいは選手とも話せていたら。それはそれでいいのかもしれませんが。

バニュエロス
これはおまけです。彼については
ブレーブスでの未来が個人的にはあまり見えないんですよね。
トレードの印象は最悪です。

これらの案件について、監督の問題ではなく、
組織としての動きに疑問を感じています。

そうは言っても前のコメントでも書いたように、
数多くのトラザクションの中で、
不満や疑問に思っていることが、これらくらいなもので、
現FOにはほぼ満足しているのです。

>FOがトランジションロースターをゴンザレスに渡した以上ゴンザレスの去就は内容によって決めると考えるのが論理的で、しかし契約最終年のゴンザレスは勝ちを増やしたくて勝ちにこだわったベテラン優先の采配をしてしまう、そこに両者間に齟齬が生じている、それは組織のためにならないと私は感じていました

私と意見が違えるのはここだと思います。私はトランジションを渡していないと
思っています。正確には元の合議制に戻していると感じでいます。
FO1/3 現場1/3 マイナー1/3のように(例えなので実際の割合はわかりませんが)故に祖語が起きていると感じていないのです。





2015-07-23 木 23:53:07 | URL | BR [編集]
Re: Re:Re: 現在のチーム
こんにちは。新FOに反対というわけではなかったんですね。失礼しました。

しかしBRさんは私のブログで長文のコメントを書かれるのなら、ご自分でブログを開設された方が宜しいんじゃないでしょうか?


FOの現場介入についてですが、去年中にも書きましたが、レンはゴンザレスを差し置いてラインナップの組み方を指図したり、ウォーカー(当時ヒッティングコーチ)を無視して打者に直接メールでバッティングの指示を出したりしていました。それはGMの権限を逸脱したもので、コックスでなくともファンでも怒りますね。

現場とFOが良好な連携をとってことに当たるのは良いチームの常道ですが、究極の意味でMGRの評価はW/Lレコードによって決まります。9月カラスプはやはりゴンザレスの責任で、それも2度起こしていますから解任される全うな理由になりえます。オベントブレルを早期解散に追い込んだこともファンの苦い記憶に残っています。

もちろん去年のようにGMのロースター構築事態に責任がある場合もあるので、たいていは2人同時に解任されます。しかし今のブレーブスでは、MGRが残ってGMが解雇される異例な事態が起きてしまいました。そのことの意味をファンは考える必要があるんだと思います。

私はもうゴンザレスについては完全に反対の立場です。求心力は、ないと思います...。先発投手が交代させられたときに、不快感を露わにしているくらいですから。もちろん来季まで身分が保証されたことで起用法が変わってくる可能性もありますが、それでもいずれ勝てる戦力になった時に、もっとふさわしい人材へ切り替えることを考えていると思います。

ManBanについては去年から今年にかけての詳しいリポートに目を通していますが、ブレーブスでの将来が見えないなんていうことはないですね。故障前と同じ球種を投げられるようになったのは今年からで、それで良いシーズン送っていますし。現地著名ブロガーも良いトレードになったと言っています。スカウトの一人は”少なくともローテーションの3番手以上”と評しています。怪我の再発が心配なら十分トレードチップになるわけですし。


トランジションという言葉を誤用されているようですが、ちゃんと本文読まれてるんでしょうか・・・。 アメスポでは基本、GMがロースターをそろえ、現場のHCが指揮を執るものです。その上でチームの足りないニーズをFOがいつでも埋められるように、両者の円滑なコミュニケートが望まれます。ボビーとシューホルツのように。

合議制というか、そもそもマネージャーの選任・解任を決める権限はGMにあり。そしてフロントオフィスは、GMを最高権限者に、その下にScouting Directorや Farm Directorなどの要職があって、マイナーリーグの責任者はFarm Directorになります。

マネージャーにとってGMはボスであり、権力構造上逆らうことはできません。1:1:1どころか権力構造上は完全に上から下だと思います。



若手の起用法と今年のブルペン構築については、本文に書いたことと焼き直しになるので、ここでは詳しく書きませんが、

>2016年という時間もあるのだから焦る必要は全くないと思います
これについては、本文にも書きましたが、いずれ先発ローテーションの超過がおこり、早晩トレードが必要になります。誰をトレードし、誰をトレードすべきでないかの判断がこの冬にも必要になるのです。今使わなければその判断はできません。ベサンコートはそもそもSTで正捕手の座を獲得しています。彼がふさわしくないのなら、ATLはこのオフにもCを獲得する可能性があります。その判断を今下す必要があるのです。

これについては後日別記事を立てることを考えています。

ただひとことだけ。「2015年のブレーブスと1988年のブレーブスは状況が酷似している」ということです。そのときの状況に合わせた起用法が考慮されるべきだと思います。
2015-07-29 水 19:59:27 | URL | @hammerinhommer [編集]
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。