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スカウトのスケール
今回は趣向を変えてジェネラルな話題、「スカウトのスケール」のお話です。

スカウティング リポートを読んでいると、"Above Average" や "Plus"といった言葉が頻繁に出てきますが、これらはこの業界で使われる「固有言語」、MLBをもっと理解するためには一度勉強する必要があるなと感じていました。今回表にまとめてみました。これが分かるとMLBの見方がきっと拡がると思います。

その前に、スカウトのスケールに関わる2つの用語 "Ceiling" と "Risk Factor" について。

Ceiling
シーリング とは日本語に直訳すると天井という意味ですが、これは選手が大成した時どこまで大きくなれるかを、高さという観点から捉えた指標のことです。

Risk Factor
Risk Factor もしくは Risk とはシーリングへの到達しやすさを測る指標です。Riskの低い選手ほど確実にシーリングに到達しやすいと考えられます。

通常、ツールに何らかの欠陥のある選手や、大きな故障を経験した選手、もしくはフルシーズン(=Low-Aから上)でまだ成績を残したことがない選手、ドラフト当該年の選手などは、リスクが高いと判定されます。

ちなみに今年全米上位のプロスペクトで、Riskが一段低かったのは、ピーダーソン(LAD)とリンダー(CLE)のLowでした。ピーダーソンは後半戦一割台ですがASGに出ました。リンダーも今売り出し中ですね。Fantasy BB でルーキーを起用するときはRisk Factorに注目するのもおすすめです。トラウトのルーキー時代なんてSafeがついてましたから。


Scouting Scale

さてスカウトのスケール。Scouting Scaleの面白いところは、0-100ではなく、20-80の範囲で表されることで、中間の「50」を持って「フツーのレギュラー」とみなされます。それぞれのグレードにはそれぞれの用語があてはめられ、例えば50ならAverageとなります。

表の見方ですが、まず50(=Average)のところに目をやって、そこから上へ上がるか、下へ下るかしてください。20-80のスケールとはいえ、30や20の選手はマイナーリーグどまりなので通常記載されることはありません。概ね次の表で合っているとは思いますが、機関によって細かいところには差異があるので、細かいところの突っ込みはご容赦を。


用語GRADE具体ポジション的に
 Elite80 フランチャイズ プレーヤー SP1
.75 SP1
 Plus-Plus70 毎年オールスター SP2
 All-Star65 オールスター SP2/3
 Plus60 一流のレギュラー SP3, Elite Closer
 Above Average55 SP3/4, MIddle Closer
 Average50 フツーのレギュラー SP4, Low Closer, Elite Set-upper
 Below Average45 セミレギュラー / UTL SP5, Set-upper, UTL
 Reserve40 リザーブ Swingman, MIddle RP, Relief specialist,  落ちるUTL


これは選手のトータルなシーリングを表す指標で、OFP (Overall Future Potential) やOFV (Overall Future Value)と呼ばれます。ここにRisk Factor が関わってきます。Riskの低い選手ほど確実にシーリングに到達しやすいと考えられ、逆にグレードとRiskのギャップが大きい人ほどその時点では要注意となります。

このスケールは選手の個々のツールにも適用され、例えばこの選手のチェンジアップはAvobe Average (=55)とか、この選手のスピードはPlus(=60)などど判定されます。

***

次にATLのファームシステムがどれほどタレント力を落としていたかという証左ですが、ウィンターミーティングス終了時点で、ATLのファーム組織はタレントRankingで全米29位だった(BA)。

この時点ではグレード50に達する選手がわずか17人しかいませんでした。内訳は50が12人、55が5人。これだけ。

他の組織と比較してみると。アルファベット順で隣のアリゾナDバックスだと、Dバックスはその時点でタレント力が全米6位でしたが、グレード50以上の選手が22人いた。内訳は50が13人、55が4人、60が3人、65が2人。ブレーブスにはHIghインパクトを与えられるプレーヤーがいなかったことが伝わりますね。

BAがグレードシステムをつけ始めたのは2012年からですが、当時のブレーブスと比較してみると。このときはヘイワードやフリーマンやキンブレルやメドレンやマイナーやビーチーが卒業した直後でタレント力が全米15位に落ちていたものの、グレード50以上の選手が25人いました。内訳は50が17人、55が5人、60が2人、70が1人。今と全然違うことが伝わります。レンが解任された原因にこうしてファーム組織のタレントを枯渇させたことにもありました。

もちろんこうした状況は去年10月以降の多くのトレードにより改善されました。

去年のSTでマイナーリーグのコーチたちはこう嘆いていたとか- 「タレントが足りねえ。俺たちのタレントはどこへ行ったんだあ?」 今年のSTでコーチたちはこう嘆いていたそう-「名前が覚えらんねえ!トレードが多すぎて区別がつかねえよ」 まぁ嬉しい悲鳴です。

私の計算が正しければ、トレードで得た選手と放出した選手をプラス/マイナスして、今は50以上が26人いるはず。内訳は50が17人、55が5人、60が3人、65が1人。勿論これは今季開幕前の評価をもとにしているのであくまで参考ですが。これにドラフトで獲得した選手を加えて、オフにファーム組織のタレント力がどう評価されるか。

ちなみにいまATLのファーム組織で最も高いシーリングを持つ選手はトゥーサン(Touki Touissain)。あくまで開幕前の指標ですがグレード65がついてます。

オリヴェラは開幕前の指標で60でした。しかし殆ど情報が得られない中での評価だったため来年どうなっているか。オリヴェラは今年中にルーキー資格を卒業しなければ、来季ATLのTOPプロスペクトとなる可能性がありますが、年齢が30を超えたルーキーをプロスペクト扱いするか、ビミョーです。


個々に見てみます。

Matt Wisler      [Grade - 60] [Risk Factor - Medium]
Mike Foltynewicz   [Grade - 55] [Risk - High]
Max Fried        [Grade - 60] [Risk - High]

Wisler : 去年の10月以降リスクの高いピッチャーばかり獲得して来ましたが、オフシーズン最後のトレード(12件目)で獲得したウィスラーだけは例外で、リスクの低いピッチャーとなっています。

AAAで2か月プレーしたのちデビューしましたが、その時点でウィスラーのRealistic Ceiling はローテーションの4番目は確実、コマンド力の向上次第では3番目、最大で2番目という評価でした。

Folty : ウチの組織で最大のポテンシャルを持っていますが、リスクもかなり高い。コマンド力の欠如と変化球のフィーリングの欠如がリスク要因を高めています。

Fried : 面白いのは、フリードはウィスラーと同じグレードがついていることです(2人とも60)。パドレスの組織ではウィスラーがTOPプロスペクトで、フリードは6位のプロスペクトでしたが、フリードは去年手術を経験していることと、BBの多さのためリスクが高く(High)見積もられてます。


*****

ギャンブル覚悟の選手集め


この前、HIgh-Risk, Hgh-Upsideの戦術について書きましたが、ハートとカッポレラはとにかく High Impact Player を集めるという姿勢を鮮明にしています。普通の中庸なプレーヤーでは大きな変化は起こせないし、自分たちはとにかく大きなインパクトを与えられるプレーヤーが欲しいという姿勢で選手集めています。

しかしそういったプレーヤーは大抵ツールに何らかの欠陥を抱えていることが多く、例えばコマンド力が欠如しているとか、それでBBが異常に多いなど、データ上はファンに「何でこんな選手とってくるんだ?」と思わせるケースがしばしばあります。しかしそういったプレーヤーが自身の抱える弱点を克服したとき、大きな飛躍をを遂げることができます。それを期待しています。

トレードでセーフな選手ばかり集めていれば当面はファンを納得させることはできます、というかファンの歓心を買いたければトレードでセーフな選手ばかり集めてればいいと思います。でもそれでは将来的に大きな成果を上げることは期待できません。

これは一理あります。ブレーブスは2001年以降プレーオフで一度も勝ち上がれていません。すべて最初のラウンドで敗退しています。プレーオフに出ることのみを目的とするならば、「セーフ」な選手ばかり集めて普通のチームを作れば良いと思います。しかし10月後半まで勝ち上がることが目的なら、大きなインパクトを与えられるプレーヤー High Impact Player が絶対に必要になります。そのためにはギャンブル覚悟の選手集めも必要となります。

実は今ハートとカッポレラがやっていることはそういう選手集めなんだと思います。
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MLB / Blog 小辞典 | 21:03:17 | トラックバック(0) | コメント(0)
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